仕事に悩みうつ病になりやすい職業とは?
仕事の種類によっては悩みやすく、ストレスを受けやすいものです。うつ病などになりやすい仕事に就いている人は、早めのカウンセリングをおすすめします。
苦情処理がきついコールセンター
コールセンターで働いているスタッフは、メンタルにダメージを受けやすい仕事内容をこなしています。まず「苦情処理係」的な仕事を担当している人は、様々な人から罵声を浴びたり、口汚くののしられる機会が多くストレスがたまります。人間の暗黒面を見るような仕事ですから、それまで楽しく暮らしてきた人にとってはかなりのカルチャーショックになるでしょう。ひどい場合はトラウマになり精神疾患を発病してもおかしくないような誰かの怒りに出会うことになるかもしれません。
また、カスタマーサービスのように高度な質問にミスなく答えなくてはならない仕事もストレスがたまります。新しい商品知識を仕入れることに心が疲れてしまうこともあるでしょう。さらにコールセンターで一緒に働く同僚もストレスを抱えていますので、職場がピリピリしてしまい二重のストレスを感じるケースもあります。
責任が重い医療従事者
医師や看護師、さらには臨床心理士などの医療に関わる仕事をすると悩みが多くなります。医療従事者は人の命に直接かかわる仕事です。神経を張りつめた状態で仕事をする機会が多く、ストレスがたまります。さらに小さなミスから誰かが傷ついてしまったり、重大な事故を起こしてしまう可能性もあります。患者さんが亡くなってしまった時に責任感が強すぎる人は、自分を責めてしまうかもしれません。トラウマになるような出来事と出会ってしまうこともあるでしょう。
さらに長時間勤務や夜勤があるシフト制の不規則な働き方が、不眠などを引き起こすこともあります。人間本来の生活リズムをキープできないことが精神的な病気につながることもある仕事です。
嫌なお客さんもくる飲食店スタッフ
飲食店スタッフは、いろいろなお客さんを接客する仕事です。中にはクレーマーのような面倒なお客さんがいますし、お客さん同士のケンカが起こるなどのトラブルは日常茶飯事な状況です。トラブルにも動じないタイプの人もいますが、ややコミュニケーションに自信がない人は、かなりのストレスになるかもしれません。また飲食店スタッフは、嫌なお客さんに対しても下手に出て対応する必要があります。誰かに対して頭を下げることが苦手なプライドの高い人にとってはストレスがたまるでしょう。飲食店スタッフは人によって悩みが多くなりやすい仕事と言えるでしょう。
低い待遇がストレスになる介護職や保育士
介護職と保育士の仕事は、社会から必要とされる重要な仕事でありながら、給料が安く労働が厳しい「割りに合わない」仕事です。保育士はすぐに文句を言うモンスターペアレントに接することがあり、精神的に疲労を感じることも多いです。また介護職では、お金を払っているから大変な介護をしてくれても当たり前だと思っている高齢者や家族と接することがあります。大変な仕事の割りに報われないと感じる機会が多いでしょう。さらにシフト制で働いたり重労働を行うなど仕事自体も大変です。また給料が安いことで、将来設計を考えた時に職業選択に関する悩みを抱える人もいます。悩みが多く、うつ病になりやすい仕事の代表格と言えそうです。